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勉強会の予定・記録

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2001-08-30

第22回 メタデータとDC-LAP(Draft Dublin Core Library Application Profile, 26 July 2001)

20:12 | はてなブックマーク - 第22回 メタデータとDC-LAP(Draft Dublin Core Library Application Profile, 26 July 2001) - 勉強会の予定・記録

日時

2001年8月30日(木)

会場

附属図書館3階研究開発室

発表者

北克一先生(大阪市立大学)

参加者

呑海、後藤、佐野、清嶋、天野、大橋、高田、堀部、山口、鈴木、

西村、吉田、井上、山中、藤原、赤澤

資料

「メタデータ-Information Resources 組織化の課題-」7月14日版

「メタデータ-Information Resources 組織化への挑戦-」8月30日版

今回のまとめ

概要:

「メタデータとは如何なるものか」というところから始めていただき、メタデータ記述方法の定義、実装のための枠組みのひとつとして"Dublin Core"を重点的ご紹介いただきました。

「メタデータ」"Structured Data about Data"(データについての構造化されたデータ)とは、情報資源の内容に関わるもの(書誌、索引、目録、抄録など)であり、MARC等との大きな違いは、データとは別にそのデータを扱うためのルールブック(冊子マニュアルなど)があるのではなく、データの冒頭に自分自身の説明があるのが特徴的であるということでした。

様々な機関、組織が独自にルールを作っていたのでは互換性もなく標準化がはかれないので作り出されたのが"Dublin Core"であり、1995年春、OCLCで開かれた会議が発端だということです。この席で「多様な情報資源に対する共通のコアメタデータの有用性の確認」がなされ、図書館界に限らず政府情報、教育情報、地理情報など様々な範囲におよんでいるのだそうです。この後、年に1~2回の会合を開いていますが"Dublin Core"は電子メールによる討論、提案が基本だというのが意外でした。その中で注目された意見などが会合(オフ会?)で検討される仕組みだそうで、見習うべきものがあるように思いました。オープンな状態で世界中からネットワークを介して進められていくという点はLinuxの展開に近いものを感じました。京大図書業務系MLは今ひとつ機能を発揮していないようです。職員上から下までの「忌憚ない」意見交換の場になれば良いのにと、ついつい思ってしまいます。

"Dublin Core"は「1.タイトル・2.作成者・3.主題およびキーワード・4.内容記述・5.公開者(出版者)・6.寄与者・7.日付・8.資源タイプ・9.形式・10.資源識別子・11.情報源(出処)・12.言語・13.関係・14.対象範囲(空間的・時間的)・15.権利管理」合計15の基本エレメントから構成されますが、それだけでは荒いということからもう少し細分化された推奨限定子、拡張限定子があるそうです。拡張限定子はサブ・コミュニティで共有されるそうですが推奨限定子に昇格されることもあるそうです。そうでなくっては実用化は無理でしょう。

実装のための言語にHTML、XMLがあるという事でした。数週間前にXMLに興味を持ったところでしたので興味深く拝聴しました。 XMLはHTMLと違いタグは自由です。つまり作成者の数だけ法則が出来てしまいます。これでは標準化が計れないので"Dublin Core"のような「取り決め」が必要になるのでしょう。また、XMLはHTMLに比べてより構造的と言われているそうで、実際書いてみると確かにそうです。漠然とでも書き込んでいけるHTMLに比べるとデータベースを記述するのに向いている気がします。試しに手元にあった電子ジャーナル管理用のexcelのシートをAccess2002にインポートし、そこからXML形式でエクスポートしてみました。 (参照http://www.lib.med.kyoto-u.ac.jp/xmlsamp/ リンク切れ)

ただ、問題はブラウザのヴァージョンがちょっとでも合わないと見れないというのが現時点での難点です。このサンプルもIE5.5(Win)○、IE6(Win)×、Netscape6(win)×、IE5.0(Mac)×と酷い有様なのでヴァージョンの合う方は見てみて下さい。「あっさり誌名のみ 」「やや情報あり 」「フル情報 」とありますが、実はXMLファイルは全部同じです。ブラウザに(人間が読みやすい形で)表すのに必要なXSLファイルを少しだけ書き換えてあります。まだまだ凝ったことが出来るようですが、始めたばかりなのでわかりません。ですがブラウザに表現することも想定した場合、XMLはHTMLよりファイルを作るのも楽ですし、ソースを見ても構造的です。

(井上敏宏 京都大学医学図書館閲覧掛)

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