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勉強会の予定・記録

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2001-09-27

第23回 明日の世代に語り継ぎたいこと-三専門員が語る京大図書館-

20:12 | はてなブックマーク - 第23回 明日の世代に語り継ぎたいこと-三専門員が語る京大図書館- - 勉強会の予定・記録

日時

2001年9月27日(木)

会場

附属図書館3階研究開発室

発表者

堤豪範氏 (附属図書館総務課専門員)

西川慈子氏 (附属図書館情報管理課専門員)

吉井紀子氏 (附属図書館情報サービス課専門員)

参加者

呑海、後藤、上野、江上、清嶋、天野、大橋、堀部、吉田、山中、

藤原、赤澤

今回のまとめ

今回の勉強会は、交流と若手が京大図書館の歴史に触れることを目的として、附属図書館の三専門員をお招きし、お話を伺いました。


トップバッターの堤さんには京大図書館組織改善や業務コンピュータ化の流れなどをメインにお話いただきました。

京都大学の図書館システムは「調整された分散方式」と表現されていますが、外部評価などでも「調整」には疑問符がつけられています。お話ではこれまで改善が全く図られなかったわけではないこと、附属図書館商議会の権限拡大など、最近に入って調整機能具体化のための兆しが見えてきたことなどが触れられました。また、図書館の「在り方検討委員会」で海外視察を行った教官から、サブジェクトライブラリアンの養成について強い要望があったことも触れられました。

今後は図書館職員も専門的なライブラリアンになっていくであろうし、京大の図書館システムも統合に向かっていくという見通しを述べられていましたが、どことなく厳しそうな口調であったのは、今後一層厳しさをます効率化の要請、それに伴う身分の流動化などを感じておられたからでしょうか。


二番目の西川さんは図書館職員の主題の知識という面から専門性に触れられた堤さんのスタンスとは若干異なり、人的ネットワークを作り上げることの重要さを強調されました。図書系にとどまらず、サービス対象である研究者や同じ大学を支える事務系職員を含めたネットワークです。図書館と言うとただ単に本の管理をするところである、というイメージを持たれることもままありますが、そうではなく情報の専門家であり、組織を運営していくには様々な人的ネットワークが必要になることでしょう。筆者(吉田)はネットワーク作りが苦手なので、耳の痛いところもありましたが…(苦笑)


最後の吉井さんは主に文献複写室時代のお話でした。当時の附属図書館(二代目)の様相などもわかりやすく、また、組合活動などを通じたネットワークにより、よい雰囲気で仕事ができていたことも伝わってきました。お三方が時々お互いに交わされるやりとりからも、培われた関係をうかがうことができました。「隣は何をする人ぞ?」と、同じフロアで同僚が何をしているのかよくわからない、という声を耳にすることがあります。願わくはこの勉強会が数年、十数年経ってもお互い気楽に話を交わせる関係を作るのに役立ってくれますように。


今回はお三方揃ってお話を伺ったのですが、お一人お一人お話いただいた方がゆとりがあったかなと思えるほど、時間の経過が早く感じられました。

お話を伺いながらふと思ったのですが、自分がお話いただいた方々の年代になった時、後輩に話せることなどあるのだろうか、と。そもそも自分が図書館で仕事を続けていられるのだろうか、と。

ただこれらのことは自分次第ですが。

吉田誠(京都大学工学部物理工学系図書室)

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