2001年12月20日(木)
附属図書館3階研究開発室
イギリス図書館ツアー参加者
呑海、冨岡、江上、清嶋、飯田、堀部、早川、杉本、奥田、吉田、山口、後藤、天野、山中、藤原、赤澤
EEVL は、工学・数学・コンピューティング分野を対象として、イギリス高等教育関係者をメインターゲットに、インターネットリソースへのアクセスポイントを提供。
RDN を構成する 5 Hubs の一つ。RDNについては、先に藤原さんがサブジェクトゲートウェイの一つとして紹介。→第20回勉強会
EEVLのバックグラウンド等についての詳細な情報は → HOME>ABOUT
共通(3分野横断・デフォルト)および工学(Engineering)、 数学(Mathmatics)、コンピューティング(Computing) の各分野の計4つのインタフェースをもつ。
それぞれのインタフェースに次の4画面が用意されている。 タブで切り替え。
'ALL': 以下の3オプション横断検索(検索結果は、カタログ検索→エンジン検索の順で表示される)
'EEVL CATALOGUE': インターネットリソースカタログ
'KEY SITES': インターネットリソースカタログのうち、特に重要もしくは良質なサイト
'SEARCH ENGINE': EEVL Catalogueに収録されたページとそこからリンクしているページの全文
カタログ検索の詳細な情報は → SEARCH HELP
・'ALL'と'SEARCH ENGINE'の検索機能は、上記カタログ検索に準じている。それぞれの画面のSEARCH HELP参照。
各分野の'ALL'画面からは、カタログ標目をツリー展開しながらのブラウジングができる。
(e.g. Engineering > Electrical, Electronic and Computer Engineering > Electrical Engineering > Electrical Circuits, Components and Equipment)
「サイドバー」からその他の関係サービスへリンクする。 (e.g. 他のインフォメーションゲートウェイへのリンク集: Subject Launch Pad)
また、サイドバーは、各分野インタフェース毎に特化している。
たとえば、工学の Engineering E-journal Search Engine (EESE) は、EEVLカタログに収録されている電子ジャーナルのフルテキスト検索機能。
EEVLサイト構成の詳細な情報は → HOME>SITE GUIDE
注: Classification は階層構造をもつ。副出あり。'Key Site'はアイコンで表示。
EEVLへサイトを推薦する際のガイドライン → HOME>ABOUT>SUGGEST A SITE> SUGGESTION GUIDELINES
EEVLの目的は、イギリスの高等教育と研究者コミュニティのために、インターネットリソースについて、
「特定・選択・評価・記述・アクセス提供」すること。 ターゲット利用者に適したレコードが対象。
次のようなものはふつう含まない: 個人ページや他のリソースへの単なるリンク集・ローカルに特化したもの・一時的な性質のもの
誰が提供しているかの詳細・実質的に提供している内容について・購読、ソフトウェアなど必要な条件の詳細・その他(レイアウト、画像の多用)
「イギリスの複数の大学、機関のインフォメーションスペシャリストのチームによって、作成および運用」されている。 → HOME>ABOUT ← 'ABOUT'や'CONTACTS'で、自らの情報を提供しているのは、web上のサービスでは必須なのでは。
EEVLの組織構成の詳細は → HOME>EEVL ORGANISATIONAL STRUCTURE
※肩書きからみると、構成員はほとんどがライブラリアンである。 → HOME>ABOUT>CONTACT INFORMATION
Webによるサブジェクト毎に特化したチュートリアルプログラム、The RDN Virtual Training Suite (VTS) 。
EEVL関係のサブジェクトへのリンク → HOME>VTS
次の4つのフェーズで構成。順にページを追っていけば、最後は、'CONGRATULATIONS'。フェーズの終わりにクイズがあったりして、おちゃめ。
EEVLのシンボルはちょっとあやしいエジプト目 →
なぜだろう?とおもっていたら・・・。
古代エジプトは、工学や数学に秀でていた。この目はヒエログリフにある邪悪を退けるシンボル「ホルスの目」。新しいサービスへの「目」を持ちつづけるEEVLサービスのたのもしいイメージであり、いつもカタログに加えるリソースを探している「目」なのだそうです。
ちゃんとした英文は → HOME>ABOUT>BACKGROUND
EEVL: http://www.eevl.ac.uk/index.htm
「イギリス図書館ツアー報告」というタイトルで8人の方がリレー形式で報告してくださった、今回の勉強会。
おひとりおひとりの発表から、海外見学旅行でのコツ・心得を学びました。
一、海外旅行自体、これこれを学ぶため・知るため・調べるためにという、目的先行・課題先行でいく。
二、インターネット全盛時代では、海外であろうとどこだろうと、調査・見学に距離を感じる必要はない。
三、あらかじめテーマを決めて、どこへ行ってもその視点で見る。
四、自分とこの図書館と照らし合わせて見る。
五、もらえるものは遠慮なく全部もらってくる。
六、イギリスに行ったら、アメリカを思い出す。
七、ネックになるポイントは、ほっといても複数の人が覚えてくれている。
八、楽しい想い出は最良の記録である。
そして番外、8人でひとり10分の持ち時間の場合、2時間では終わらない。
(江上敏哲 京都大学附属図書館情報管理課目録掛)