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勉強会の予定・記録

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2002-03-19

第29回 出版流通と書店の現状

20:12 | はてなブックマーク - 第29回 出版流通と書店の現状 - 勉強会の予定・記録

日時

2002年3月19日(火)

会場

附属図書館3階研究開発室

発表者

甲川純一氏(甲川正文堂)

参加者

呑海、飯田、冨岡、山口、清嶋、天野、井上、川村、藤原、大橋、

吉田、江上、山中、赤澤

今回のまとめ

今回のテーマは「出版流通システムと書店の現状」であった。出版流通システムについて、戦後の復興から始まり、活字離れや活字の権威失墜、IT化、電子メディアとの抗争など歴史的変革期にある現在に至るまでの歴史が整理された。その中で現在出版業界が抱えている再販売価格と返品制、取次の寡占の問題と合わせて、マージン率や指定配本制など出版業界の外側からは見えにくい部分にも話題が及び興味深く聞かせてもらった。それらの過去をふまえた上で未来の街の書店イメージは専門店化、個性化であり、出版社との直取引増加ということであった。

この他に図書館員として関心を持った話題に書店と図書館とのコラボレーションがあり、市立図書館での製本講習や学校図書館での受入業務のフォーマット統合など甲川氏の体験談が語られた。またITの導入や索引作成、アルバイトに対する正月の経営体験などのお話からも書店人としての誇りと創意工夫、自己研鑽に対する意欲が感じられた。

コラボレーションに関して氏は「人を喜ばせる」ことというようにおっしゃっていたが、図書館が利用者にサービスを提供する場である以上、図書館員としても忘れてはならない視点ではないかと思った。

山口直子(京都大学文学部図書室)

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