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勉強会の予定・記録

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2002-11-14

第37回 英国図書館のこれから

21:08 | はてなブックマーク - 第37回 英国図書館のこれから - 勉強会の予定・記録

日時

2002年11月14日(木)

会場

附属図書館3階研究開発室

発表者

Mr. Richard Roman (The British Library Document Supply Centre)

参加者

田口、相田、原、辻、山下、鈴木、宮崎、岡田、脇阪、呑海、飯田、

大橋、楠見、藤原、楠見、筑木、江上、赤澤、冨岡、清嶋

今回のまとめ

Richard Roman氏の話を伺って思うこと

今回学習会の内容を知らないままに勉強会に参加させて頂いた。正直な所、今回のお話で一番痛感したことは、自分の英語力の無さだった。おそらく、仕事がらみでアメリカの大学図書館のweb頁を覗いていなかったら、全く話の内容を理解できなかったと思う。

レジュメに従って色々なお話を聞かせてもらった。その中で一番印象に残ったのは、明確な問題意識と将来への展望だった。

今、多くの図書館では様々な問題を抱えている。例を上げると、

  1. 資料の増加による収納場所の確保。
  2. 出版物の増加による維持管理コストの増加。
  3. インターネットの普及による資料アクセス手段の変化と、その活用。

などが挙げられると思う。その中で③に関しては、他の図書館や博物館のコレクションをどのように活用し相互利用するかを真剣に考える姿勢を強く感じた。

講義の後半部分のBritish Libraryのweb頁を使ってのお話の方が、実は大変面白かった。

様々なweb頁を実際に見せて頂いて一番驚いたのは「オンラインブックショップ」だった。所蔵調査や複写依頼などは日本の図書館でも利用されているし、貴重書等の所蔵資料のデータベースの公開も進みつつある。しかし、図書館でインターネットを使った通信販売を行っているのを私は見たことが無かったし、そのような話を聞いた覚えも無かったからだ。

インターネット販売の利点を考えて見ると、①事務処理の高速化。②事務書類の減少。③相互の時間の都合を意識しなくてよい事等が挙げられる。しかしインターネットにアクセスできない利用者がまだまだ多いことを考えると、事務処理の手順が2本化し逆に手を取られる結果になっているのではないかと思う。その辺りのことを尋ねるべきだったかな、と今になって思う。

あとweb頁を使った説明を聞き終わって感じたことは、コンテンツの多さが利用者の便に直結する訳ではない。ということだ。

コンテンツが多いと逆に、目的地にたどり着くまでに否応なくweb頁の中をさ迷う結果になって疲れる事。またweb頁をダウンロードして表示するまでにかなりの時間がかかる事など、職場や学校などで接続時間を気にせずに利用できる場があるならともかく、各家庭で利用するには、British Libraryのweb頁は重いのかもしれない・・・と思った。

仕事柄、様々な図書館のweb頁やOPACにアクセスし図書館報等を見ているが、明確な視点を持って作成されたweb頁はその中を閲覧しやすく、利用もしやすい事を痛感している。その点で言えばBritish Libraryのweb頁は大変よく考えて作られている思う。ただ資料を公開するだけではなく、利用者の視点に立って仕事をする事が一番大切な事だと思った。

末筆ながら、このように現場の人間のお話を聞かせれくれる場を提供して頂いた京都大学図書館の方々と、この会にお誘い頂いた呑海沙織様に感謝の意を示して記録を締めくくりたいと思う。

岡田美保

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