Hatena::Groupkulibrarians

勉強会の予定・記録

 | 

2003-02-27

第41回 一製薬企業研究所でのデータベースとの付き合い、構築から利用まで

21:08 | はてなブックマーク - 第41回 一製薬企業研究所でのデータベースとの付き合い、構築から利用まで - 勉強会の予定・記録

日時

2003年2月27日(木)

場所

附属図書館3階研究開発室

発表者

西川隆也氏(現:大谷大学非常勤講師(元塩野義製薬所属))

参加者

川村、呑海、脇阪、楠見、長谷川、井上、岡田、藤原、山口、筑木、高城、赤澤、江上、清嶋、堀部、山中

資料

  • レジュメ

  • 西川隆也「企業における社内データベースの構築-6-事例/塩野義製薬・研究所」『情報管理』:30(6),1987.9

今回のまとめ

薬学情報とは、ドキュメンテーションとは、RINGDOCとは と質問を考えるうちに、せっかちにいろいろな資料を 提示してくださる、講義でした。 私の話は、化石のような話で、講義する任にないと かなり固辞されていたところをお願いしたのですが、 先生のうしろに仄見える、ドキュメンテーションの流れが すこしでも皆さんに伝わったかどうか心配です。

先生のお話では、コンピュータの発達とともに、 DOC室でどのような情報を整理されてきたかを紹介していただきました。 ここでは、かろうじてメモしたトピックをお伝えします。

塩野義製薬の情報室通称DOC室は、その名を 薬学情報データベースのRingdocから取られたとのこと。 その導入については 1961年 学術月報に石神豊一先生の医薬学分野における機械化の現状と事例 に詳細あり。 また、それまで薬学部出身の女性スタッフによる 薬学情報の索引カード作成をされていたのですが、 そのカードを、データベース導入と同時にすべて廃棄されたとのこと。 新しい機器の前には、痛みの伴う廃棄があるのですね。 現在在職の図書館にも、黒光りするカード区分け器が10台ほど 山済みになっているのですが、いつか捨てなければ。 また、新薬開発前に生まれる、研究ノートなどが重要な情報となるので 社内情報としてすべて保存、索引付けされ、整理されているそうです。 商用データベースに乗っているもの、公開されているものしか 重要でないと思っている図書館スタッフも見受けます。 時には、整理できないパンフレットを捨てたりしてしまっているかもしれません。 しかし、研究者のオリジナルデータもきちんと整理していくという姿勢が ドキュメンテーションでは当たり前なのだと改めて納得しました。 また、薬学では、理科系といえども新薬の市販後にも調査が入ることがあり、 オリジナルデータの保管は30年程度は絶対必要とのことでした。 その他、パンチカード、コンピュータの話、いろいろ盛りだくさんで、消化不良気味でした。 インターネットでかなり当たり前になったけれども、 ユーザーインターフェースを統一するという苦労話 特に亀の子をコンピュータ・サーチャー・エンドユーザーで 同じ表現を使用するようにしていくなど 今では当たり前の技術の、生まれていくさまをさらりと お話くださったのでした。

川村順子(京都教育大学図書館)

 |